2013年05月の思いつき


私とは違うので

株式も債券も一喜一憂するような水準ではありません。

リスク管理上は、ボラティリティが大きくなっているので、ややリスク資産に売却圧力がかかりやすくなっていることには、留意が必要です。

このところの運動不足を解消しようと、今週になって「小走り」移動を始めました…が、今朝人生最悪のこむら返りに見舞われ、あえなく挫折しそうです…

基礎体力不足は怪我の元。

休養十分の日本市場には、この程度の乱高下は軽いモノ?だといいのですが…

寺本名保美

(2013.05.31)



デフレの恩恵

大手銀行の住宅ローン金利が、10年固定で1.6%まで上昇したそうです。
最低だった1.3と比べて0.3上がったとはいえ、保険料等の諸経費を入れても2%前後のコストで住宅ローンが固定できるのは、やはり驚異的な水準です。

世代というものは、不平等なものであるのは、年金だけの話ではありません。

1980年代前半までに住宅取得ができた世代と、たまたま不動産バブルの最中に適齢を迎えたその後の世代とでは、持ち家の取得コストに生涯賃金ほどの格差ができてしまったように、今の金利で今の価格で持ち家を持てる世代は、もう少し後の世代から見れば、夢のような世代になるかも、しれません。

デフレ下の低金利を余儀なくされてきた今時世代ですが、それはそれでで恩恵でもあるのです。

世代間格差では、損をしっぱなしに思えるデフレ世代ですが、立ち回りようによっては、良いこともあるかもしれません。
寺本名保美

(2013.05.30)



当たるかどうかではなくて

南海トラフ地震の予知研究について、「直前予知」の科学的根拠を否定する見解が示された、と報道されています。

詳細はわかりませんが、「将来のリスク」というものに敏感な職業についている者からすると、「直前予知」と「予知研究」との議論が混在してしまうことにやや危惧を覚えます。

将来のリスクの可能性について、そのきっかけや規模や波及可能性を予想することは、自然災害だけでなく、我々金融市場も含め、とても重要な作業です。
但し、「いつ」という時間軸をピンポイントで定めることには、あまり適していない行為でもあります。

「直前予知」という言葉には、明日とか今月中とかいった、限定された時間軸が含まれます。
リスクが潜在的に存在するかしないか、ということの検証と、それが何時起きるかを「当てられるか」という作業とを混同してしまうと、結局「当たらないからリスク検証そのものをやめてしまおう」というセンチメントになっていきます。
これはとても危険なことです。

リスクの把握というものは、一つの基軸のようなものです。平時と異常時の対称線上において、今自分がどのあたりに存在しているかを知り、いざいというときの対処法を考えておくことは、絶対に必要です。

当たる当たらないかが問題ではないのです。
寺本名保美

(2013.05.29)



クール・ジャパン

日本の文化や食材・固有の技術の海外進出促進を目指した政府プロジェクトが徐々に動き始めたようです。

大衆の領域である「文化」を、国主導でマネージメントしようとする試みには、反発する人達もいますが、文化を財産であると考えるなら、やはりそのブランドを守り育てるのは、国としての大きな使命であると考えます。

一方で、日本が守りたいブランド、付加価値というものが何なのか、という点についての議論があまり行われていないような気がするのが少し気ががりです。

とりあえず海外市場が大きそうなもの、言うなれば儲かりそうなものに焦点を絞った政策であれば、かえって国内文化を疲弊させることになるかもしれません。

そもそも当の日本人のどれだけの人が、日本文化の良さを認識しているかとう問題も感じます。

クール・ジャパンの発信は、海外向けだけでなく、国内向けの啓蒙活動も同時に行ったほうがよいのかもしれません。
寺本名保美

(2013.05.28)



時価会計の投資の視点

「経済の改善が伴うならば長期金利が上がるのは問題ない。」

黒田総裁のおっしゃるとおりです。

ただ、「1~3%程度上昇しても」というのは、さすがに言い過ぎかも、しれません。

3~5年かけて今の長期金利が3%程度の水準にいくことについては否定しませんが、時価会計投資をしている側からすると年間で1%の金利上昇は代表的なベンチマーク換算で7~8%のマイナス収益を意味します。

3%で×3… かなり刺激的な数値となります。

黒田総裁の言葉には「金融機関」という文字しか出てこないので、年金のような長期投資家や海外投資家の視点は入っていないようですが、基本的に時価会計をしていない「金融機関」の視点だけでなく、「時価会計で損失を出す」国内外の最終投資家の視点も考慮していかないと、思わぬ反撃にあいそうな気がしています。

本当の意味での市場との会話をどうぞ忘れないでくださいね。
寺本名保美

(2013.05.27)



軌道のない行程

昨日の朝、日経平均が300円上げて始まったのをみて、とうとう軌道から外れたか、と嫌な予感がしたのですが、深く考える間もなく墜落しました。

軌道から外れて、線路のない状況になったからといって、もう上値がないと言っているわけではなく、むしろガードがなくなった分だけ身軽になったということもできます。

但し、ここから先は、昨日のようにアクセル踏んだら、道路が切れてた、みたいなことが、頻繁に起きるゾーンに突入することになるという自覚は必要で、ジェットコースターが嫌いな人は止めたほうがよいです。

弊社的には、計測している理論値から上ぶれた分だけ昨日一気に水準訂正をしてくれたので、意外と心地よく眺めていた、という部分もあります。

大気圏に突入して燃え尽きてしまうには、まだ少し早すぎます。
寺本名保美

(2013.05.24)



ドキドキ

日経新聞さん…
『企業年金の一種である厚生年金基金の大半を解散させる厚生年金制度の改革法案が23日午後の衆院本会議で(以下略)…』

「大半を解散させる法案」って、すごいまとめ方ですよね…
ここまで、徹底して嫌われると、怒る前に笑ってしまいました。
まぁ、この件は深追いしても生産的ではないので、この辺にして。

長期金利が1%に乗せました。
これでちょうど、昨年一年間の債券の収益を全部吐き出したことになります。
一方で、国内株式市場は、昨年一年間掛けて得た分とほぼ同じだけの収益をこの1ヶ月半で稼ぎました。
株式を国内債券の5分の1も保有していれば、今回の国内債券のマイナスなど、帳消しにしておつりがきます。
ポートフォリオをいうものは、そういうものです。
お互いにピッチが速いので、少しドキドキしますが、今のところ上手くバランスが取れているということでしょう。

一方で米国のQEの出口。これからFOMCの度に昨晩のようなドキドキするような混乱を繰り返しながら、ソフトランディングを目指すことになります。

市場も制度も、ドキドキがバタバタにならないように、落ち着いた対処が必要です。
寺本名保美

(2013.05.23)



産業構造の変化と株式市場

2005年の上昇相場と、今の株式市場とを比べると、国内株式市場の構造に1つ大きな変化が起きているように思います。。

従来日本株は、自動車や電機など、いわゆる景気敏感株の影響が強い市場と見られて来ました。

従って、グローバルな景気拡大局面には極めて強いものの、後退局面で強い業種がないことが、最大の弱点と見なされていたのです。

ところが、このところ、日本の食品やバイオ、医療用製品、衣料品なと、いわゆる従来ディフェンシブと分類されてきた業種の中で、グローバルな評価を上げてきている企業が、増加してきています。

折しも、株式市場における高配当や低βのブームに乗って、株価が好調であるという側面もありますが、こうした業種の堅調さを、それだけで説明するのは、ミスリードなのではないかと思っています。

長く続いた景気低迷の中で、コツコツ続けてきた研究開発の成果が漸く結実し始めたのであるとするなら、それは素晴らしいことです。

株式市場と実態経済の解離を議論するなか、従来型の産業構造だけで判断すると、何か間違うのではないかとも感じています。

日本の株式市場の足腰、意外に強いかもしれません。
寺本名保美

(2013.05.22)



棚に並べてながめてみる

株価が好調であることを背景に、しばらく話題になっていない欧州の金融システムですが、それなりに着々と物事は進行しているようです。

2016年以降、10万ユーロ以上の大口預金者については、一定の損失を負担することになるという「銀行救済法案」が欧州議会の経済委員会で可決されたとロイターが報じています。

いわゆるキプロス方式を恒久的措置にする法案ですが、市場のセンチメントが悪い時には、一機にユーロ売り株売りの連鎖を招くようなこういったニュースについてはも、今の市場は無反応です。

このように反応しないニュースは、棚に並べて眺めておかないと、忘れたころに一機にまとめて反応するので、注意が必要です。

明日はバーナンキ氏の議会証言です。QEの出口を巡る議論を進ませるのか、一旦退いて落ち着かせるのか。いずれにしても本棚の一番目立つところに飾らなければいけない話題ではあります。
寺本名保美

(2013.05.21)



クオータ(quota)制

政府の成長戦略の一つとされている「若者・女性の活躍推進」というものがあります。
日本の労働人口を考えるにつき、当然のことではあるので、基本感としては賛成です。
特に子供を抱えた女性が、安心して働くことができる「社会インフラ」を整えることは、絶対に必要です。

一方で、各企業や国会における女性の登用に数値目標を立てるような「クオータ制」という概念には、どうしても違和感があります。

企業の中で女性として使われる側、そして今使う側になってみても、「企業にとって使える人間であれば制度を変えてでも男女問わず使い続けたいと思うだろうし、どれほど制度が充実していてもそうでなければそれまで」としか思えないのです。

私にとって、「性差」とは「個体差」の一部以上でも以下でもなくて、「個体差-性差」を無視して金太郎飴のように扱うことも、反対に「個体差-性差」を必要以上に強調することも、個々の人格の尊重において失礼であると感じています。

大企業において、個体差に問題がないにも関わらず、性差によってプロモーションされないケースが多いのは承知しています。
でもクオータ制を導入してプロモーションされた後の女性管理職には「クオータ制での登用」という枕詞がつきまとい、結果として「性差」というものを固定化してしまうような気がしてしまうのです。

たった4年で日本の大企業を逃げ出した私が言える立場にないことは重々承知しています。でも、均等法一年生として30年弱働いてきた自分を振り返るにつけて、クオータ制の導入が女性の働きやすさに貢献するとはどうしても思えません。

少し長くなってしまいました。ほんとうに思いつきのつぶやきです…
寺本名保美

(2013.05.20)



生活したいよ…

今月の初め、福井県の敦賀市に私用で行ってきました。

とても沢山のビジネスホテルがあり、まだ新設が予定されていて、駅舎は新幹線の停車駅になるための準備が着々と進行中でした。

ビジネスホテルは、驚くほど満室で、でも街を歩く観光客に出会うこともありません。

どこかチグハグとした妙な感触の理由を聞いたところ、全ての答えは「原子力発電所ともんじゅ」にありました。

タクシーを運転していたおばさんに、「街の人はどうしたいの?」と聞いてみました。「生活したいよ」と言われました。「怖いけどね…」と。

外側に居る人間が、おいそれとはコメントのできない現実がそこにありました。
寺本名保美

(2013.05.17)



車上ヒヤリング

深夜の東京、とにかく工事が多くなりました。
水道管工事、下水道工事から街路樹整備まで、なんでもありです。
毎年の3月ですら、こんなにやらない。

日中の幹線道路、とにかくトラックが多くなりました。
モノは動いているみたいだね~と、タクシーの運転手さんは言います。

でも夜の人出はさっぱりで、タクシーの売上は去年より悪いぐらい、だそうで、お客さんこれからもよろしくね~、とよく言われます…。

いや、私も別に好きで乗っているわけではなく、できることなら乗らずにすむ生活に戻りたい。

1-3月のGDP.予想以上の伸び。
車上ヒヤリングの結果とも、そこそこ整合性がありますか…
寺本名保美

(2013.05.16)



賢い投資家

国内の10年金利が0.9%にのせました。

1年前の3月末が0.985%。そこから1年で0.56%まで下がって、国内債券のベンチマーク収益率は3.72%に達しました。

そして今年度0.56%から始まって0.90%ということで、昨年度国内債券が稼いだ収益の3分の2を、1ヶ月半で失ったことになります。

そうはいっても、弊社が標準偏差から計測している、国内債券の3か月間の想定上限が0.9%なので、計算上の上限一杯。
一方で、国内株式の現在の水準も標準偏差から計測する上限一杯です。

つまり、国内株式が理論上の上値まで買われ、国内債券が理論上の下値まで売られている、という意味においては、現在の市場環境は大変に正しい値動きをしている、ということになるわけです。

何度か書いていますが、株式や為替市場の変化率から感じる違和感より、今の金融市場は冷静に理論的に動いているようにも思えます。

今の市場を牽引している、賢い投資家は誰なのか、少し興味があります。
寺本名保美

(2013.05.15)



だまってて…

政治家の口が、わずらわしい。

せっかく株式市場に元気があり、為替もフォロー、高額商品にも消費者の動意がみられるようになり、あとは本格的な実体経済への波及効果を待つばかり、という時に、政治家がまた足を引っ張り始めている気がします。

ここまでの、市場の回復における最大の功績者は、日銀です。
安倍首相が背中を押した(かなり強く?)かもしれませんが、実際にリスクを取って決断をしたのは、黒田総裁です。

今のところ、政治本来の決断は何も行われておらず、市場はそれを首を長くして待っている状況です。

今、国民が政治に期待しているのは、間違いなく「経済政策」で、国際社会が日本の政治に期待しているのは、間違いなく「財政再建」への道筋です。

別に憲法の話も過去の話も領土の話もしてもいいですが、それで経済政策が止まるようなことを招かない程度にお願いします。

あと少し、経済が軌道に乗るまで、もう少し、政治家のみなさん
静かにしていてもらえないかと、思う今日この頃です。
寺本名保美

(2013.05.14)



バブル?

株式市場と企業業績と国民生活ベースの景況感との間には、常にある程度のギャップが存在します。

一般的に、株式と業績、業績と生活、との間には約半年のラグがありといわれているので、12月からの株式上昇が、一般消費に降りてくるには後半年はかかることになります。

株式市場が、バブルかどうか、という話が出てくる時のパターンには二種類あって、1つは期待先行で後がついてこないタイプ。
もう1つが、それぞれが相乗効果を起こして経済全体がバブル化するタイプです。

日本の1990年や、リーマン前の米国が、後者。90年以降の周期的な日本の上昇相場が前者です。

さて、今の株式市場。
視線の遥か先に後者のような真性バブルを蜃気楼のように追い求めつつ、目先は所詮前者の繰返しだろうという警戒感とが、せめぎあっている、というところでしょうか。

スピード違反であることは確かなのですが、バブルかと聞かれると、まだそうとも思えないのは、人一倍慎重なはずの弊社にしては、珍しいことです…
普段弱気な人間が強気になった時は天井だ、と昔の人は言っています。
皆様ご注意くださいませ!?
寺本名保美

(2013.05.13)



国際会議のテーマ

ドル円が100円を越えました。

このところ、為替市場は非常に米国の雇用問題に敏感になっています。
心理的なラインをあっさり超えたのも、前回の雇用統計の改善傾向が、昨晩の失業保険申請件数の減少で裏打ちされた、とみられたことも一つのきっかけとなったようです。

さて、週末はG7が行われます。
前回の国際会議までは、明らかに日本が主役でしたが、今回あたりからは議論の方向性に変化が出てきそうな気がします。

米国国内では、FRBの中でもQE3の出口の方法論についての議論が行なわれるようになっているようです。
一方で、景気後退に苦しむ欧州や、欧州や中国の景気後退の影響を受けている新興国からは、米国に対しQE3の停止に対する、懸念も表明されています。

日本がアンカーとなっている内に、タイミングよく錨を上げたい米国ではあるものの、今回に限っては、国内より国外を説得する方が大変そうです。

金融行政においては大人の米国。上手く立ち回ってくれることを期待しています。
寺本名保美

(2013.05.10)



イメージをつくらないと

最近、目先の作業に追われる日々を送っていたためか、環境が良いので安心しているからか、市場環境について考えることがかなり少なくなっているような気がして、ふと反省しました。

今の市場がどこかデジャヴュであるとして、過去のどの時点に焦点を当てて考えてみればよいのか。

水準としては、2005年の小泉郵政選挙後の展開を追っているものの、金融市場全体を俯瞰した現象面としては、むしろ1985年からの5年間をイメージした方が近いかもしれないという感触もあります。

もちろん、日経平均が4万円になると言っているわけでは全くなく、ただ、今の市場展開の基本となる市場のマネーフローが、どうも2005年とは異なるような印象を持っています。

そんなこんなが頭の中でグルグルと回り始めたので、そのうち何かの画が出てきたら、またご報告します。
寺本名保美

(2013.05.09)



メリハリのある展開?

オーストラリアが利下げをしました。

同じ資源国であるブラジルが先月利上げを行ったのとは、対称的な結果となっています。

資源価格全般が中国経済の減速影響を受け低迷をしている中、中国依存度が高いと言われているオーストラリアと、自動車生産台数が過去最高を記録するなど脱資源が進みつつあるブラジルとの違いが出ているともいえるかもしれません。

昨年までのリスクオン・リスクオフという市場環境下では、新興国や資源国というテーマが一括りに売買される状況が見られていましたが、今年になってからの市場動向については、地域や業種や企業間の爬行性(ディスパージョン)を伴った値動きをしているように見えます。

大きなテーマで方向性を取りに行くような、マクロ戦略には不向きかもしれませんが、個別銘柄選択等を地道に行うタイプの運用には勝機がありそうです。

もちろん、上手・下手が明確になる環境ではありますので、そのあたりは要注意ではありますが(苦笑)
寺本名保美

(2013.05.08)



米国の尻尾

比較的無難に終わった今年のゴールデンウィークとなりました。

波乱があったとするなら、米国の長期金利で、失業率発表後に1円以上の急落に見舞われました。

日本の年度は始まったばかりですが、カレンダーイヤーでの2013年の後半戦を見るにあたって、米国景気の予想外の好転が米国長期金利に与える影響というものが国際金融市場全体の不確定要素になりうることを、改めて認識させられた展開だったといえるでしょう。

たまたま、欧州での利下げのタイミングが良かったこともあり、米国長期金利の尻尾の振れで叩き落とされた市場はなかったようですが、今後かなりの注意が必要となりそうです。

3年間という長い月日で、あまりにも長く太く育ってしまった米国の尻尾。尻尾に乗ることが言語道断であるだけでなく、半径射程距離には近づかないことです。
寺本名保美

(2013.05.07)



何時か来た道

金融機関に対し、中小企業に対する貸出推進指導が再び始まると報じられています。

大規模な金融緩和に実効性が伴うかどうかの最大のネックが、中小企業の資金需要にどれだけ応じることができるかにかかっているのは、当初から判っていたことなので、この展開は当然の結果です。

一方で、前回の金融緩和時にみも見られましたが、こういった行政指導がくると、というかこういった行政指導が来たときだけ、地銀や信金を蹴散らして中小企業融資残高の積み上げをはかり、景気悪化局面においては誰よりも早く回収に走るメガバンクについては、同じ中小零細であるわが身を振り返っても、苛立ちを覚えます。

この数年中小企業の経営者の方々とのお話でも、取引相手としてはやはり地元密着型の金融機関が一番だ、という会話を良く耳にしました。

10年前に痛い思いをした経営者達が多い中、メガバンクで本当に中小企業融資が積みあがるのかどうか、とても興味をもってみていきたいと思います。
寺本名保美

(2013.05.02)



富士山 様 へ

富士山 世界遺産登録!! 久しぶりに良いニュースです。

富士山、好きなんです…
見るだけで、幸せな気分になるのです…

私にとって、日本とは?と問われたら、富士山のある国、と答えます…

噴火する前に、登っておいたほうが良いよ…と言われましたが、とりあえず見るだけにしておきます…

せっかく世界遺産にもなったことですし、私も当分登れないですし、できることならもう暫く、煙も吐かず火も吹かず、お静かに鎮座ましましていただけないものかと願います…

今年の年金運用の最大リスクは富士山!?
いや、冗談です。

どうぞいつまでもご機嫌良く、
我々を温かく見守ってくださいますように。
寺本名保美

(2013.05.01)


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